領域紹介


興味は、やがて教養という力になる。

音楽、アート、サブカルチャー…今、あなたが感じているさまざまなモノやコトへの興味は、実は、未来へのスタートライン。その興味を教養という力に変えたとき、世界は限りなく広がります。

芸術への深い理解は、クリエイティブな発想のヒントに、情報や言語を使いこなす力は、発想を社会でカタチにするためのツールになる。興味を深めながら、現代社会で求められる教養を学び、幾重もの知のレイヤー、知層を築くことで、多様な分野で活躍するための揺るぎない土台となります。

 

 

芸術大学だからといって、アーティストやミュージシャン、デザイナーにならなくてもいい。芸術大学におけるリベラルアーツは、芸術を肌で理解し、自分の経験と結びつけながら運用できる、幅広い教養を持つジェネラリストが育つ場です。

教養という力を手に入れたあなたには、どんな生き方でも選択できる、そんな未来が待っています。



リベラルアーツと5つのリテラシー


リベラルアーツとは「教養」を意味し、今、最も重要とされる学びの領域の一つです。

リベラルアーツコースが目指すのは、現代社会で広く活躍できる豊かな知見と技術、思考力を備えたジェネラリストの育成。芸術大学の気風と専門性にふれながら、「社会」を呼び入れた教育を展開し、日本の芸術大学において先駆けとなる新しい学びをスタートさせます。

学びの基幹は、5つのリテラシー/表現されたものを受けとめ、理解し、活用する力です。

芸術大学ならではのヴィジュアル、サウンドという視聴覚メディアに加え、コミュニケーションに不可欠な英語、日本語、情報リテラシーを養う演習を充実させました。さらに、それらを「地域」「ネットワーク」の課題に取り組むプロジェクト授業、少人数ゼミなどへと展開して、実践的なスキルやヒト・モノ・コトを動かすコミュニケーション力も向上させます。



社会で活きる教養を

近年、芸術大学を卒業後、一般企業などで活躍する人材が増えてきました。そこでは情報や言語を使いこなし、多様な文化を理解する力、教養が求められており、芸術大学としてリベラルアーツを重視する理由は、ここにあります。

一方で、芸術大学という空気の中で醸成される経験的な知に、「教養の知」がプラスされて生まれるのは、これまでにない複眼的な思考とコミュニケーション力。それらを備えた卒業生の活躍の場は、企画や広報、IT関連、国内外のNGO・NPOなど、実に多彩に広がります。

芸術の上に築いた教養という知のレイヤーは、社会へ羽ばたき生きていく中で、その本当の価値を発揮するはずです。


3つのポリシー

アドミッションポリシー

音楽、美術とデザイン、現代の多様な文化と社会に関心があり、自らの発想と知恵、感覚をいかし、地域と社会がかかえる課題を、協働して解決していく意欲のある人を求めます。

カリキュラムポリシー

視聴覚メディアと言語、情報のリテラシーを修得し、少人数ゼミとプロジェクト授業を通して、世界と現代社会の問題を発見・設定して、その解決に取り組むスキルを修得できるカリキュラムを編成しています。

ディプロマポリシー

現代のリベラルアーツを修得し、芸術と文化を理解する教養あるジェネラリストとして、現代社会でひろく活躍できる知見と技術、思考力を備え、 卒業論文審査に合格した学生に対して卒業を認定します。