リベラルアーツ総合研究所「教養と芸術」第3回研究会開催(2018年5月11日)

名古屋芸術大学 芸術教養領域の研究部門として併設されたリベラルアーツ総合研究所は、教養と芸術について学際的な視点から、社会との接点を自覚しつつ、ひろく研究を進めます。

今日の教養とは何か? 教養が語るべき事項であるとしたら、それはどのような意味においてか? その補助線として(広義の)芸術を想定できるのか? 等々といった、教養と芸術に関する諸課題を、具体的な事象を通して議論します。

その研究成果を発表する「教養と芸術」研究会。第3回は「映像」をテーマに開催します。ぜひご参加ください。

 

第3回研究会

■日時:2018年5月11日[金]18:00-20:00

■会場:テラッセ納屋橋 名古屋芸術大学地域交流センター

■アクセス:名古屋市営地下鉄 東山線・鶴舞線「伏見駅」7番出口西へ徒歩約7分 テラッセ納屋橋3階

■主催:名古屋芸術大学リベラルアーツ総合研究所
■参加:無料ですが、参加する旨、下記Eメールに連絡ください
■問い合わせ:名古屋芸術大学芸術教養領域インフォメーションセンター 0568 22 0123/nua_la@nua.ac.jp

 

[研究発表](順序未定)

青山太郎(名古屋文理大学 情報メディア学部)

「アーティスティック・リサーチに関する方法序説──映像作家ヴィンセント・ムーンの仕事を手がかりに──

本発表は、映像作家ヴィンセント・ムーンの近年の仕事を手がかりに、「アーティスティック・リサーチ」というアプローチの方法論的可能性を検討するものである。特にここでは、ジャン・ルーシュのいう「シネ・トランス」やエミール・バンヴェニストのいう「中動態」といった概念を参照しながら、作り手が何らかの知識を獲得していく過程と、表現を創出していく営みの関係について考察をすすめる。

小川真理子(名古屋芸術大学非常勤講師)

映像におけるオルタナティヴの力──『アンダルシアの犬』試論──

映像に表されるオルタナティヴの力とは何であろう──。第一次大戦以降、ハリウッド映画が世界の映画産業のメインストリームとなる中で、1920年代に欧米を中心に実験映画やアートシネマのネットワークが現れた。本発表では、前衛映画の代表作『アンダルシアの犬』(1928年)に焦点をあてる。作品におけるスラップスティク・コメディの要素を足がかりに、シュルレアリスムよりはその前運動であるダダイズムに作品を動かし構成するオルタナティヴの力を求める。同時に、「芸術/反芸術」という概念がいかに映像に表されるかを探る。

 

過去の研究会については、こちらをご覧ください