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名古屋芸術大学に、それまでに類を見ないあらたな領域、芸術教養領域リベラルアーツコースができたのは、2017年のことです。芸術学部にあって、音楽や美術、デザインといった専門性の高い領域とは異なり、ひろく教養の思考と芸術とを学ぼうという趣旨でした。芸術大学にとって、リベラルアーツ(教養)とはなんなのでしょうか。「音楽」や「幾何」は、古代から中世を通して確立され、長らく高等教育の基礎となった自由七学芸に位置づけられていました。芸術大学でこそ、十全たるリベラルアーツを教えることができるとの確信のもと、芸術教養領域は歩んできました。
芸術が社会に対してもつ意味とはなにか、芸術と社会をつなぐことはどのようにして可能なのか、そうしたことを学生たちと問い、考えながら4年が経ちました。5つのリテラシーを基礎に、多くのゲスト講義に耳を傾け、国内外の文化を眼にし、プロジェクト・オリエンティド授業を学んだ最初の卒業生を、ここに送りだす時となりました。
芸術教養領域は、ディプロマポリシーとして「現代のリベラルアーツを修得し、芸術と文化を理解する教養あるジェネラリストとして、現代社会でひろく活躍できる知見と技術、思考力を備え、卒業論文審査に合格した学生に対して卒業を認定する」と謳っています。芸術大学でリベラルアーツを学んだ学生たちの卒業研究、ご高覧いただければ幸いです。
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「芸術教養領域 リベラルアーツ 卒業研究展」
■主催:名古屋芸術大学 芸術学部芸術教養領域
■会場:名古屋芸術大学 東キャンパス
アート&デザインセンター East
■会期:2020年1月15日[金]-27日[水]11時-17時
*日曜休館、16日[土]は20時まで
■卒業研究発表会:
1月16日[土] 16時40分-
東キャンパス 1号館7階701教室
入場無料
■問い合わせ:0568 22 0123 / nua_la@nua.ac.jp
「芸術教養領域 リベラルアーツ 卒業研究展」のチラシはこちらから↓